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ダイエット中に限らず、どうしても抑えられない小腹を満たしたいときに手軽に食べられる「ナッツ」。
アーモンドやクルミが代表例ですが、カロリーが高いのが玉にキズ。
数年前からニューヨークでブームとなっている「タイガーナッツ」というものをご存知でしょうか?
200万年前のアフリカやエジプトでは栄養源として重宝され、力のある人物のお墓に財産として一緒に埋葬されていたほど重要なモノ。
スペインでは600年ほど前から、このタイガーナッツから抽出したミルクが国民的な飲み物なんだとか。
ものすごーく歴史あるタイガーナッツ。
なにやら女性にウレシイ効果が盛りだくさん。何を見てもメリットばかり。
いくら健康食でもデメリットゼロなんてあり得るんでしょうか?
話題になってるからと食べていいの?タイガーナッツの良いところ悪いところ徹底的に調べました(`・ω・´)
目次(クリックで読みたい部分まで飛べます)
タイガーナッツとは
ナッツ(種子)と名がついていますが、実は野菜の仲間。
カヤツリグサという植物の塊茎(かいけい)と呼ばれる部分です。

写真のように根っこにでき、ジャガイモや生姜に近い付き方。
日本では皮つき、皮なしの両方で売られています。

皮なしってポリコーンみたい…知ってる人いるかな(笑)

アーモンドなどの他のナッツ類のようにカリカリとした食感はあまりなく、ムギュッとしたような…繊維質の塊!という感じ。
味もものすごく癖があるわけではありません。ほんのり渋い+甘さ控えめの甘酸っぱいって感じでしょうか。
時々「甘くてシャキシャキしてて美味しい!」という口コミを見かけますが、何か別物なんじゃなかろうかと思う(;^ω^)
グルテンフリーのため、アレルギー食としても注目度が高まってきています。
そのまま食べたり、アーモンドミルクのようにミキサーで砕いて抽出し飲んだり、お菓子の具材として使われることもあります。
どんな栄養素が含まれてる?
古代より栄養満点と言われていたタイガーナッツ。
特に
- 食物繊維はゴボウ3倍以上
- カリウムはバナナ1.5倍
- ビタミンEはアーモンドの2.5倍
…と言われています。
聞けば聞くほどスーパーフードと言われる理由が分かるような。
三大栄養素は
- 脂質23.7g
- 炭水化物42.5g
- タンパク質6.1g
です。
「脂質も炭水化物も多くない…?」
と心配されるかもしれませんが、脂質の中身、糖質の中身についても次に解説していきます。
ダイエットに対する効果や期待できる成分は?
タイガーナッツには、ダイエットの時に強い味方となってくれる成分のほかにも、美容面や健康面でも良いものが多く含まれています。
一言で「脂質!」「炭水化物!」というとダイエットの敵のように感じられるかもしれませんが、その中身についてきちんと知るとダイエットを後押ししてくれるものになりますよ♪
便秘やむくみの改善

食物繊維が豊富なので便秘解消に役立ってくれます。
また、塩分を排出する効果を持つカリウムを多く含むため、むくみの改善や予防にも。
カリウムは摂取するのが難しくないミネラルですが
現代の濃い味付けの食事やコーヒーや
アルコールの摂取により慢性的に不足気味の人が多いミネラルの一つです。
他にも筋肉を正常に保つ効果があるので、
高たんぱくの食事を中心にしているダイエッターさんは注目すべき栄養素といえます。
脂質の質

タイガーナッツの脂質のうち70%は
抗酸化作用があるといわれている
不飽和脂肪酸のひとつ、オレイン酸を含みます。
オレイン酸は悪玉コレステロールを下げ、血液中の中性脂肪値も下げてくれる脂肪酸。
さらに血液サラサラ効果&皮膚を柔らかくするため小じわや角質ができにくい肌にしてくれます。
また、生活習慣病の予防やがんの抑制にもつながるという研究もでていて、健康食品として積極的に取り入れている人も多いのです。
糖質は多いけど難消化性でんぷんだからOK

タイガーナッツは
難消化性でんぷん(レジスタントスターチ)という食物繊維を多く含む食品。
でんぷんなのにエネルギーになりにくいという不思議な特性を持っていて、血糖値の上昇を抑えてくれます。
また、通常のでんぷんの半分のカロリーというのも嬉しいポイント♪
ミネラル

- リン
- マグネシウム
- カルシウム
- カリウム
などを多く含んでいます。
リンはカルシウムに次いで体内で多いミネラルです。
マグネシウム、カルシウムと同様に
骨や歯を作ったりエネルギー利用の際に使われたりと
生命維持に必要不可欠の栄養素です。
ビタミン

タイガーナッツには複数のビタミンが含まれています。
中でも多いのは葉酸とビタミンB6。
葉酸は妊婦さんが摂るべきビタミンというイメージがありますが
女性にとってとても大事で
ダイエット中なりがちな
貧血やホルモンバランスの乱れを改善してくれます。
ビタミンB6もホルモンバランスを整えてくれますが、
もっとも大事な要素はタンパク質の代謝をしてくれるという点。
高たんぱく食には重要なビタミンになるので積極的に摂ってくださいね(*’ω’*)
また、抗酸化作用のあるビタミンEが多いという話もありますが、それについては後述します。
でも待って!実はこんなデメリットが…

栄養表記がバラバラ
日本食品標準成分表(2017年10月現在、第七訂が最新)にタイガーナッツは記載がなく
各メーカーが
輸入元である海外のデータや独自の成分表を表記しています。
そのため、
おなじ100gあたりの成分表記でもかなりバラつきがあるのが現状。
特に
- カロリー
- ビタミンE
- 食物繊維の含有量
に激しい差異が見られ
- カロリーは100Kcalほど
- ビタミンEは10~80㎎の違い
- 食物繊維はゴボウの5.7倍や14倍(!)
…などと記載しているところも多く見られます。
一体どれが正しいのかワカラナーイ\(^o^)/
成分表示を鵜呑みにしてはいけないというのは
かなり購入をためらってしまいますよね。
ちなみに正しいと思われるのはコレ
※スペイン食品成分データベースから抜粋しています。
100gあたり | |
エネルギー | 409Kcal |
脂質 | 23.7g |
炭水化物 | 42.5g |
たんぱく質 | 6.1g |
食物繊維(総量) | 17.4g |
ミネラル | |
ナトリウム | 38mg |
カリウム | 519mg |
カルシウム | 70mg |
マグネシウム | 87mg |
リン | 232mg |
鉄 | 3.4mg |
亜鉛 | 4.2mg |
ビタミン | |
ビタミンE | 10mg |
ビタミンB1 | 0.23mg |
ビタミンB2 | 0. 1mg |
ナイアシン | 1.8mg |
ビタミンB6 | 0.33mg |
葉酸 | 144μg |
ビタミンC | 6mg |
リリーの推測ですが
ビタミンEやカリウム量が多く書かれているサイトのデータは
皮なしのタイプのものかな?と思っています。
しかししっかりとしたデータがないこと、
上記の表も海外のデータなのであくまで参考程度にとどめてください。
比較的多く摂れる栄養素は
- リン(女性摂取目安量:800㎎)
- ビタミンB6(女性摂取目安量1.2㎎)
- 葉酸(女性摂取推奨量240μg)
と考えられます。
便秘の原因にも
便秘で悩んだときには
まず食物繊維を摂ろう!と考えますよね。
食物繊維の摂取量目安は女性で1日あたり17gだそうです。
タイガーナッツを食べたことのある人ならわかると思うんですが、
食物繊維がこれでもか!というくらい入ってます。
って感じの食感ですw
食物繊維を多く含む野菜の
代表格であるゴボウですら100gあたり5.7gなので
タイガーナッツはまさに食物繊維の宝庫。
食物繊維には水溶性と不溶性があり
タイガーナッツは不溶性食物繊維が豊富と言われています。
不溶性食物繊維は
腸のぜん動運動を促進させたり
消化管内で容積を増やし便のかさ増しをしたりします。
そのためモリモリ快調(`・ω・´)
に過ごすには大切な成分です。
しかし、摂りすぎることで腸に負担をかけてしまい
下痢になる、便が固くなり便秘が悪化してしまうこともあります。
1日に食べる量は
10粒程度にとどめておけば心配もないですし
しっかりと栄養も取れて良いと思います◎
結局低カロリーではない
ナッツ類の100gあたりのカロリーを考えてみると
アーモンドが598kcal
クルミが674kcalです。
タイガーナッツのカロリーは
100gあたり409~497kcal(皮と皮なしでカロリーが変わります)ですから
ほかのナッツ類に比べるとカロリー自体は低いといえます。
ここでお菓子のカロリーを見ていただきましょう。
ショートケーキ(100g あたり)308kcal
ポテトチップス(うすしお味一袋)337kcal
ミルクチョコレート(65g)363kcal
お菓子の方が低カロリーな事実。
と言っても、
実際にタイガーナッツを100g近く食べるとなると結構量があります。
タイガーナッツの1粒の重さは約0.5~1g。
ということはカロリーが1粒4~4.9kcal程度です。
ちなみに
- アーモンド1粒1gで6kcal
- クルミは4gで27kcal
低カロリーだから!
というのはナッツ類と比較して、ということを念頭に置いておきましょう。
それなりに値段が高い
通販で100g500円程度のところもあれば
オーガニック栽培で1800円を超える値段のものもあります。
300~500g入りの大容量であればあるほど安売りされていますが
商品としてパッケージしてるものだと平均は100g1000円超くらいでしょうか。
クルミ、アーモンド、カシューナッツなどが
100gあたり250~300円くらいで売られているので、比べるとかなーり割高。
ぶっちゃけ美味しくない好みが分かれる味、食感
なんというか、1粒で満足。
特に皮つきのものは甘みも感じにくく、仙豆(笑)
満足というと語弊があります。
1粒でもういらないってなる。←
ザ・食物繊維って感じで
ずーっともぐもぐしなきゃいけない。
噛めば噛むほど甘みが出てくる、
っていろんなとこでいってますが
その段階にいくまでには飲み込みたいです。←
皮なしのものは皮つきよりも甘みがありますが、
美味しいかと言われるとうーん…って感じ。
まずいんではない。
逆にクセになる人はとことん好きになる人もいるようで…。
シリアルのように牛乳に浸して食べている人もいるそうです。
どこで買える???

リリーが初めてタイガーナッツを見かけたのは
ファーイーストバザールというナッツやドライフルーツの専門店です。
東京であれば4店舗、大阪、愛知、京都、福岡などにも店舗があります。
また輸入食品店のカルディも一部店舗で取り扱いがあるということですが
入荷してもすぐに売り切れてしまうことが多いんだとか。
確実に手に入れるとすると通販なのが現状です。
リリーがお試しで買ってみたのはコレ
百聞は一見に如かずってことで
30g入りのものを通販で買ってみました。
なんでこれにしたかというと
ネットであふれている
「100gあたりビタミンEが80㎎」
っていうのがまさにこの商品だったから。
右下に小さく
「※七訂日本食品標準成分表より」とありますが
七訂にタイガーナッツの記載はありません。
たぶんアーモンドとクルミの成分表示のことと思われ(‘_’)
この成分表示の引用はどこからなのかを販売会社に電話で聞いてみました。
すると、
第七訂に記載はないので
自社の分析器を使った分析結果とのこと。
てことは、少なくとも日本で計測したらビタミンEたっぷりでした!ってこと?
うーん、もうこればっかりはいずれ成分表に記載されるのを待つしかない。
皮なしだからか?
かなり小粒なタイガーナッツです。
以前ファーイーストバザールで食べたものが
皮つきで倍くらいの大きさだったので
手に出した瞬間「アレ?」ってなりましたw
全部出してこんな感じ。
30gで49粒入ってました。
ということはカロリーは1粒約2.61kcal。
皮つきしか食べたことなかったので
美味しくない&食べにくいイメージが先行していたリリー。
だけどこれはかなり食べやすい!と思いました。
むしろ30gくらい余裕で食べれちゃうと思う。
むしろ
食べれちゃったらいろいろ意味ない ←
まとめ
モデルさんが食べてるという口コミで一気に広まったタイガーナッツ。
美意識の高い人たちが食べてる!って知ると気になりますよね。
確かに栄養豊富でナッツに比べればカロリーも抑えられます。
だけど、
タイガーナッツを食べたから痩せられる、
キレイになれるっていうのは大間違い。
カロリーや脂質を見ればそれなりにある
っていうことを忘れずに。
そしてブームが先行して
キチンとした成分表示がない=適切な摂取量が不明
というのが実情です。
個人的には、
食前に3~5粒くらい食べると食欲が抑えられる効果を得られる
っていうのが一番意味あるんじゃないかな~と思っていますw
補助食として上手に取り入れると
ダイエットしながらプラスアルファの効果も得られるかもしれません。
食事はよく噛んで食べれば量を抑えられる。
当たり前だけど、意識しないと忘れてる。気付かされる食べ物でした。
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